デザインの現場というか、現実を教えます。
アイデアを形にするのは、誠意と体力
デザイナーの役目として、お客様が想像しているもやもやの雲のようなものを実際に形にするのがデザイナーです。
なので、ここをこうして欲しいという要望にも答える必要はもちろん。修正にも対応しなければなりません。
1度で仕上がるのはほどんどないと思ってもいいと思います。
1回目のラフ案を上げて、意見をいただく。
その意見を取り入れて再度ラフ案を仕上げる。
これを繰り返していると、時間もかかりますし、体力も必要です。しかし、いいものをつくりこむには時間も体力も必要になってきます。
どこまで仕上げればいいのか?
それを明確にする必要もございますし、スケジュール管理も必要です。
その時間内でどれだけお客様が納得いただけるデザインを仕上げるか?が問題です。
デザイナーの方も、ここはこうしたほうがいい。色合いはこっちのほうがいい。という意見も主張して、決定を下すのがお客様。
了承か却下か?それはお客様のイメージなんですよね。
納得させるというのもあります。
どうしてこの色にしたのか?どうしてこの素材を使ったのか?
使うのはわけがあるから、ひとつひとつ問い合わせれば、しっかり答えてくれます。
ちゃんとした方針があれば、正論が返ってくることでしょう。
このデザインで行きます。と決定を下したにも関わらず、やっぱり変更というお客様もいるみたいです。
誠意で対応はしているんですが、リテイクは何回まで。と決めた方がいいかもしれません。
そうしないときりがないので。妥協しろというわけではなく、ビジネスなので、案件を抱えているのはもちろん
時間の制限もあることも気を使っていただきたいと思う今日この頃でした。
成果物に妥当な値段を。
参考までに。
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見て驚かれると思いますが、相場はこのような感じです。
何を見てどう感じるか?こんなデザインが?というのもあるかもしれませんが、一つ一つのデザインパーツがデザイナー達のおかけで一つの成果物になるものです。
簡単にいえば、プラモデルのパーツだと思ってもらってOKだと思います。
この日までに仕上げて下さい。と明確に言えないのはかなりマズイと思います。
なぜマズイのかというと、スケジュール管理ができていないということが明確になるんです。
早く出来るのであれば早くお願いします。
皆さん思うかと思いますが、最終納期はいつなの?という疑問が残ってしまうので、毎回聞いています。
せめて、「いついつまでにこの辺まで仕上げて見せて下さい。」
この一言だけでもぜんぜん違います。
モチベーションも問題もございますし、やる気にもつながりますので。
ちょっと簡単に説明。
企画→設計→制作→運用
これはすべての仕事に対応しています。
1)企画
オリエンテーション→企画準備→企画構成→サイトマップ→サイト仕様→プロトデザイン→システムフロー→システム構成→見積もり→スケジュール→プレゼン
2)設計
企画のブレイクダウン→作業リスト→ディレクトリマップ→デザイン仕様→開発仕様→制作体制→環境と管理→開設後の運用設計→サーバー環境→見積もり→スケジュール
3)制作
制作環境→連絡体制→進行管理→制作管理→テンプレート→HTML→グラフィック・コピー→マルチメディア→プログラム→サーバー構築・公開→テスティング
4)
運用項目の確定→随時更新・定期更新・リニューアル・ユーザー対応・広告→サイト監視→危機管理→アクセス統計→運用体制→運用予算
これが絶対必要条件だとは思いませんが、これぐらいの工数があることだけは把握したほうがいいです。
あと常に議事録も用意しておくこと。打ち合わせ時、何について話し合ったか?それを残すのは当たり前です。(プロジェクトが大きいほどこれが必要になる)
デザイナーとプロデューサーを勘違いされている方もいます。
総合的にサイト制作をプロディースしてください。と要望があった場合、対応できますが、
このデザインを仕上げて下さい。というのはデザイナーの役目です。
マネジメント・ディレクション・制作系・システム系
デザイナーは制作系に入り、プロデューサーはマネジメントに入ります。
Q) ディレクターはどこに入りますか?
A) ディレクションです。
簡単ですけど、これだけございます。
これがワークフローというものです。
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